摂食障害克服した状態ってどんな感じなの?
みなさんは
私は摂食障害克服しました!
と聞いて
どんな状態を思い浮かべますか?
すべてが普通に見える人?
やせているけど元気な人?
普通に食事ができている人?
などなどあるかもしれません。
摂食障害が治る、というのは
医学的に命の危険がない
摂食障害の症状がない状態
でも多くの方は、完全に克服しておらず
太るのが怖いから
「安全食」しか食べることができない
外食を楽しむことができない
運動をやめることができない
生活が規則だらけで苦しんでいたりする
そんなことがなぜ起きるのか?
それは、一般的な摂食障害の治療のゴールと
当事者の望む克服した状態にずれがあるから
摂食障害をどうしても治したい
でもなかなか治らなくて
先の見えない戦いのようで
つらいですよね
でも、なかなか治らないのは
あなたのせいではありません
治療する側の摂食障害に対する
理解が不足していて
摂食障害を「治りにくい病気」に
してしまっているからなんです。
そこでここから
摂食障害克服のためにしてはいけないこと
について話していきますね。
薬に頼ることはやめましょう
摂食障害に効くといわれる薬は
残念ながら今のところありません。
過食症の方はうつ傾向が出るので
それに対して抗うつ剤が出され
うつ傾向には有効ですが
摂食障害の症状を消すような
魔法の薬はないのです。
でも、心療内科、精神科に行くと
短い問診時間で薬が処方されますね。
薬を出すのが医者の仕事だからなんです。
お医者さんも忙しいから
なるべく短時間で済ませたい。
みなさんも何とか助けて~って
勇気を出して行ったのに
じっくり話を聞いてもらうこともなく
処方箋を出されてお終い
そんな経験はありませんか?
精神科の薬は
脳の働きに作用するために
作られているものです。
なので脳の働きを抑えたり
活発にさせたり
人間の精神活動をコントロールできる
私も薬をとっていた時期があるのでわかるのですが
「抜け殻」のようになります。
自分が自分でなくなる感じ
ゾンビのように生きているだけ
感情がなくなり無表情
これは私だけでなく
摂食障害仲間が言っていたことでもあるし
セラピーする中でも
そんな人をたくさん見てきました
薬で脳の働きを止めないで
心の中にあることを
頭で考えて整理していく作業
心と体のつながりを取り戻すこと
心と体が摂食障害なしでも
大丈夫な状態に
整えていかなくてはならないからです。
薬に頼って脳の働きが
コントロールされた状態では
摂食障害が長引くだけ
摂食障害克服から遠ざかります。
「治したい」と言いながら何もしない
これは私もそうだったし
よくあること
10人中9人は摂食障害治療に
取り組むことをためらいます
私からすると
治したくないのは普通のこと
「治したい」と言っている人は
治らないのではないか?
という不安があったり
トリートメントをきちんとこなせるか
自信がなかったり
摂食障害が治ったら太るかもしれない
摂食障害なしでは楽しみがない
などなどいろんな気持ちが
渦巻いていたりする
でも、摂食障害は命にかかわる病気
命にかかわらなくても
骨粗しょう症、虫歯
臓器へのダメージ
精神疾患、糖尿病など
長引けば長引くほど合併症が出て
体がボロボロになります。
そんな状態では幸せを感じる事はないし
生きていて楽しくありません
摂食障害を克服すると
今決めてください
自信がなくてもオッケー
どうなるか分からない不安も普通のこと
摂食障害克服のためにできること
少しずつ始めていくだけ
それだけでいいのです
決めた人から摂食障害克服が可能になります
自分を責めるのはやめましょう
ここまで読んだあなたは
摂食障害が治らないのは
自分が治そうと思ってないからなんだ
そんな気持になっていませんか?
「自分を責める」「自分をゆるせない」
これって典型的な摂食障害の考え方
自分を責める癖をやめない限り
摂食障害克服は無理です
自分を徹底的にゆるし
認めて、ほめて、肯定する
この作業が必須なんです
実際に私のセラピーでは
認める、褒める、肯定することを
自分でできるようになってもらっています
すると驚くほどに笑顔になり
毎日が楽しくなったと
喜びの報告をもらいます
自分で自分のことをゆるし
肯定できるようになると
自然と感謝が生まれ
笑顔になってしまうんです
今日のまとめです
摂食障害克服のために
やってはいけないこと3か条
- 摂食障害治療として薬に頼る
- 摂食障害を治したいと言いながら何もしない
- 摂食障害の自分を責めてばかりいる
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
コメント
Nice post!